昭和48年 年間プログラム
年間テーマ「野人になろう」
  本年ももう一度このテーマに取り組む。昨年度このテーマをやってみて感じたことは、何をしても表面的すぎるということである。今やコマーシャルのほとんどは自然やそうしたものに関連するテーマを持っているし、又、マスコミはきそって人間性の回復は自然であることを強調する。各地に出来た冒険クラブ・マスコミが連れ出す冒険ゴッコ、はては塾までがこうした企画を計画し大当たりをしている。ボーイスカウトでは昔からこうしたことをやって来たといっても表面的なマスコミにつられ人もやるから俺もやる式になりがちである。
  スカウティングではそんなアイマイさは許されない。心の奥底から自然に溶け込み自由に伸び伸び活動をしていくのだ。だったらこんなテーマは要らないかも知れない。しかし我々と取り巻く環境は最悪である。他方では完全な管理生活であり、片方では、表面的な人間解放を叫ぶ。そんな中で真に自主性をもった生活が出来るかというと疑問である。
  本当に自主性を持った生活をするためには頭で理解するだけでは出来ない。体でおぼること、これ大切である。最終的なねらいでもある奉仕の精神にしても、そうせずにはおれない、そんな状態にまで自分をきたえぬかなければならない。
  そこで本年度も、野人になろう、の第二弾として常に野に山に出るプログラムを実行していく予定である。
年間プログラム
テーマ 目標 班 活 動 シルバーウルフ 隊・団・地区
9月 基本 誠実 班の確立、チームワーク
スカウト章、スカウトサイン、標語、モットー
握手、敬礼
国旗について
おきて
制服
集合体形、手の合図
14周年記念
班長・次長決定
年間プログラム
班長会議について
14周年記念
歩け歩けハイク
10月 救急 忠節 他人に対する応急手当て
三角巾
急造担架
人工呼吸法
緊急避難
骨折
班集会について S.O.Sハイク
11月 測量 人の力 スカウトペース
歩測
目測(長さ、高さ、重さ)
近隣地図
野帖
班訓練について 製図ハイク
12月 奉仕 友誼 ちかい、おきて
スカウティング・フォア・ボーイス
備品の手入
奉仕活動
緊急連絡
スカウティングの目標 道標ハイク
1月 通信 礼儀 班サイン、班コール
モールスによる正しい交信法
手旗による正しい交信法
暗号
隊内号笛
耐寒訓練
班長の任務
初日ノ出
暗号ハイク
2月 結索 親切 初級結索目をつぶって出来る
二級結索後手で出来る
一級結索15秒で出来る
ロープワークスプライス
班の分担 B-P祭
3月 キャンポリー 従順 月の輪初級へ
二級合格
野外炊事
キャンプ設計
野営章
炊事章
野営での分担 春季キャンプ(1週間)
キャンポリー
4月 観察 快活 キムス
追跡サイン
樹木、野草
体の測定
演劇
班サイン確認
班精神 追跡ハイク
5月 ハイキング 質素 火おこし
マッチの防水加工
たき木の選択
地図記号
方位
地図作業
パトローリング
班の機能 読図ハイク
団集会
6月 林間技術 勇敢 ナイフ、オノ等の手入
応用結索
雨の中の火おこし
木のきりかた
穴のほり方
班と隊 一泊ハイク
7月 野営技術 純潔 キャンプ工作物の設計
野営用具
一級旅行
キャンプ設計
世界のスカウト キャンポリー
8月 野営 つつしみ深い 総仕上(池原の森) ジャンボリー 長期野営

基本日程 第1土曜日 隊集会 第3日曜日 班長訓練

第3土曜日 班長会議
野外集会



第4日曜日 ハイキングorキャンプ

(註)
シルバーウルフ (Silver Wolf): 3団班長班の班名


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