第40回
夏季長期野営舎営実施要項
日本ボーイスカウト
夙川ボーイスカウト育成会

西宮 3団 ローバー隊、ベンチャー隊、ボーイ隊、カブ隊、ビーバー隊
西宮13団 ローバー隊、ベンチャー隊、ボーイ隊、カブ隊、ビーバー隊
西宮23団 ローバー隊、ベンチャー隊、ボーイ隊、カブ隊、ビーバー隊

平成13年8月


ス カ ウ ト 野 営
「生きる力」
  最近、「生きる力」という言葉をよく耳にします。我々の野営でも「生きる力」という言葉はキーワードになっています。では、「生きる力」とはいったい何なのでしょうか?空腹を感じたら食をとり、眠たくなったら眠り、ただ生きていくことでしょうか?そうではないはずです。自己を確立して生きることこそが「生きる力」なのです。そして、この力を育むひとつの方法がスカウト野営なのです。
  年代の違う仲間と10日間とみに生活すること。まったく知らない土地で、しかも自然の中で生活すること。便利な日常から離れ不便な生活をすること。このような状況だからこそ得られる感情や感覚のひとつひとつが「生きる力」となっていくのです。それは友情かもしれないし、感謝かもしれません。あるいは恐怖や悲しみかもしれません。いずれも、体験を通して得られるものです。この10日間で我々は多くの「生きる力」を身に付けることができるのです。
  今年は21世紀最初の年です。そして、我々が池原の値で野営をするようになってからちょうど30年目の年でもあります。30年間、世紀をまたいで続いてきた野営、これからもずっと続いていく野営を存分に味わおうではありませんか。

ボ ー イ スカウト隊
ベンチャースカウト隊
ロ ー バースカウト隊
期間
ボーイ、ベンチャー、ローバー隊
平成13年8月4日(土)〜15日(水) (野営10泊11日、車中1泊)
集合 8月4日午前6時 夙川公民館前
解散 8月15日午前7時頃 夙川公民館前
往復ともバスにて人員輸送し、復路は夜行バスになります。
場所
長野県北安曇郡小谷村池原   大糸線中土駅下車西方2km (標高1,000m民有林)
連絡先 長野県北安曇郡小谷村池原 小倉義貞様方
留守宅連絡先 各団団委員長宅 (但し、緊急の場合に限ります)
荷物輸送
発送 8月2日(木) 午後1時 スカウトハウス
帰着 8月15日(水) 午前7時 夙川公民館前
◎ 毎年荷物がバラバラになるのがあります。しっかり荷造りすること。
◎ 班装備には必ず班名を記入すること。
◎ 目立つところに団、隊名、氏名を書くこと。
健康診断
健康状態は各自でしっかり調査し、10日の野営に耐えうる旨を保護者が承諾して下さい。
持病等特に気をつけるべきことがある場合には、隊長と充分打ち合わせをして下さい。
父兄参観
本年は参観日としては特に設定いたしませんので、都合の良い時に来て下さい。キャンプ地見学、到着されたら必ずリーダーに連絡して下さい。
一人当り予算
◎ ボーイ隊、ベンチャー隊共 40,000円 但し団運営費より
参加承諾書
全員参加が原則ですが、健康状況の把握など保護者の承諾が必要ですので必ず提出して下さい。
〆切 各隊夏季野営説明会席上
野営スタッフ (敬称略)
野営責任者 各団団委員会 竹中 成行(カブ隊)
野 営 長 山田 明良 吉江 英樹(カブ隊)
野営本部長 夏井 紀緒
副野営本部長 高田 真志 13団ボーイ隊 溝田 充
溝田 充 夏井 紀緒
山本 浩介 齊山 貴仁(食料)
3団ボーイ隊 高田 真志 正願 大輔(備品)
湯本 俊哉(会計・記録) 竹内 宙
山田 貴良 平松 孝一郎(ベンチャー隊)
神原 広幸
常念 厚之(健康・安全) 23団ボーイ隊 山本 浩介
松尾 剛(食料) 井上 雅隆(会計・記録)
子 泰明(備品) 大内 悟郎(備品)
中野 祥平(食料) 奥 大輔(健康・安全)
常念 賢史(カブ隊) 難波 一雄(食料)
鷲尾 大介(ベンチャー隊)
支援 夙川スカウトクラブ・各団ローバースカウト

野営テーマ:懐かしの森 池原

  我々がこの池原の地で野営をはじめて今年で30年になる。この30年間で我々の活動はどれだけ変化したのだろうか?いや、基本的な点は何も変わっていないのだ。夏になったらこの池原でテントを張り、飯を炊くのだ。自然の中で汗をかき、そして眠るのだ。30年間、変わらずに続いてきた生活がここにはある。
  残念なことに、この池原の風景は30年の間に変わってしまった。キャンプ場の真ん中には舗装された道路が出現し、木々は減少しつつある。しかし、朝礼場や各班のサイト、流れる水は今も昔も同じである。そう、やはりこの地は我々にとって懐かしの森なのである。10日間ではあるが生活をする場所なのである。
  この夏、30年の時の流れを体全体で感じようではないか。そして、これからもこの地を「懐かしの森 池原」と言い続けられるような野営を展開していこうではないか。

野営のルール
1. 5分前集合厳守。
2. 用水を汚さないこと。(我々の後に、村の人々が使用する。)そのため、土手は歩かないこと。
3. 木は指定された所以外では切らないこと。木を切る場合、根元から切るか枝払いをなし、むやみに立ち木に傷をつけたりしないこと。
4. 日中は半ソデ、半ズボンを着る。(国旗後納後は長ソデ、長ズボンでよい。)
5. 制服・制帽は決められた時以外着用しないこと。(作業中は作業服・作業帽・作業用ネッカチーフを着用すること。)
6. 食料は保存に注意し、残さず全部食べる。どうしても処理できないものは本部へ返却すること。
7. 生ゴミは害虫の発生源になるので、全て焼却すること。
8. 本部・他班に用事の際は、門前で班名・氏名・用件を言い、了解の上で入ること。
野営の安全
1. 安全は自ら守るものです。プログラム、班活動での生活の中で貴顕と思われるものを排除し、また全てに緊張感を持って行動すること。
2. 刃物の取り扱いには充分気をつけること。たとえ使用中でも人の通るところや地面には置かないようにすること。
3. オノ、ナタは2級以上のスカウトが使用すること。特に新入隊員はできるだけ使用しないこと。
4. 通路は常に整備し、切り株は取り除くこと。夜間に危険なものには特に気をつけること。
5. 火の取り扱いには十分注意し、責任を持って完璧な後始末をすること。不必要な場所での火の使用は厳禁とする。
6. プログラム中に危険な所へ行ったり、勝手な行動をとらないこと。
7. 焼却してはいけないゴミは本部に持ってくること。
8. 安全については、リーダーの注意事項をよく聞き厳守すること。
基準日課
6:30 全員起床・朝食
7:00〜7:20 班長会議
8:00〜8:30 点検・講評
8:30〜9:00 朝礼
9:30〜11:30 午前の課業
12:30 昼食
13:30〜16:30 午後の課業
18:00 国旗後納
18:15 夕食
19:00〜21:00 夜の課業
21:00〜21:30 班長会議
22:00 消灯
これはあくまで基準日課なので、詳細・変更は各隊の班長会議で決定する。
閑時作業は1人1人のスカウト技術を充分に発揮し、有効に時間を使うこと。
優秀班への道
  待ちに待った夏季長期野営がやってきた。と同時に年間総合優秀班獲得の時でもある。また、今年ボーイ隊を卒業する隊員にとっては最後の野営である。気を引き締めて、悔いの無い野営にしよう。

サイト
1. 創意工夫に満ちかつ完全無欠な工作物であることを目指そう。
2. 班の特徴を出そう。
3. 常に整然としたサイトを目指そう。

生活
1. 快眠・快食・快便。
2. 笑顔があり、規律のある生活。
3. ちかい・おきての実践(善行)に努める。

プログラム
1. 誰もが積極的に取り組んでいるか。
2. 誰もが困難に立ち向かっているか。
3. 誰もが楽しんで参加しているか。

個人持ち物
○ 寝具類
寝袋(シュラフ)
寝間着
              
○ 衣類
制服一式(活動服も)
作業服(半そで、半ズボン、長そで、長ズボン、作業帽、作業用ネッカチーフ)
靴下(日数分)
下着(日数分)
防寒具
帰りの予備服
              
○ 洗面用具類
歯ブラシ
歯磨き粉
石鹸タオル(3・4枚)
              
○ 食器類
食器
はし・スプーン等
              
○ 靴類
運動靴
雨靴
              
○ 雨具類
ポンチョ
レインコート
レインズボン
              
○ その他
米(1升9合) (1合ずつ小袋に入れる)
ちり紙・トイレットペーパー
マッチ(防水・多めに)
古新聞
裁縫道具
水筒(2l程度のポリタンク)
チーフリング予備
個人薬
包帯・バンソウコウ
海水パンツ
健康保険証のコピー
弁当(4日昼分)
ビニール袋(大・小)
懐中電灯
予備電池(多く)
軍手(3足以上)
うちわ
腕時計
              
○ 訓練用具
手旗
ホイッスル
ロープ(2本以上)
磁石
三角巾(2枚以上)
地形図 (1/25,000 雨中・白馬町)
簡易測量器
ポケットブック等
ソング集
サブザック
進級手帳
筆記用具類
              
○ あれば持参
目覚まし時計
カメラ
双眼鏡
楽器
星座表
動植物図鑑
工具(ノコギリ・ナイフ等)
              

○ もってきてはだめなもの
米以外の食料 ラジオ 携帯電話
携帯燃料 ゲーム等遊戯類 その他キャンプに必要ない物

献立表
4

LEC
5 LEC 弁当 クリームシチュー


豚肉 ジャガイモ 人参 玉葱 シチューの素
6 うどん 親子丼 チンジャオロース
うどん ちくわ あげ 青ねぎ 鶏肉 玉葱 ねぎ 卵 漬物 牛肉 ピーマン 玉葱
7 ハムエッグ 中華丼 ハンバーグ
ハム たまご 漬物 豚肉 玉葱 人参 白菜 白ねぎ ミンチ 玉葱 人参 キャベツ
8 味噌汁・卵焼き 行動食 野菜炒め
豆腐 青ねぎ 卵 わかめ パン キュウリ トマト ハム ジャム バター モヤシ 人参 玉葱 ピーマン 豚肉 キャベツ
9 スクランブルエッグ チャーハン・スープ スパゲティ
パン 卵 ベーコン ジャム バター 牛乳 豚肉 玉葱 人参 コンソメスープ スパゲティ ミンチ 玉葱 人参 トマト
10 焼き魚・味噌汁 オムライス 肉じゃが
魚 漬物 ふ わかめ 人参 卵 玉葱 とりミンチ レタス トマト 牛肉 ジャガイモ 玉葱 糸コン
11 味噌汁・漬物 弁当 ハヤシライス
のり 梅干
牛肉 人参 玉葱 シチューの素
12 炊き込みご飯 行動食 おでん
鶏肉 ごぼう 人参 うすあげ パン ソーセージ レタス キュウリ ジャム バター コンニャク あげ豆腐 ジャガイモ ごぼ天 鶏肉
13 フレンチトースト 会食 すき焼き風
パン 卵 牛乳 キュウリ 各班の料理 メインはカブ隊 ボーイは米担当
14 雑炊 池原ランチ LEC
人参 卵 青ねぎ 鶏肉 鶏肉

3 団 ボ ー イ 隊

年間テーマ:『新世紀・新たなる挑戦』
テーマ:「友情・創意・感謝」

  我々が積み重ねてきた池原の野営も30周年を迎える事になりました。多くのスカウトがこの地で野営を行い、自然に親しむ中、自然の恵みと脅威を肌で感じ、物の有り難さと仲間の大事さを知り、そして社会へと巣立っていきました。作る楽しみ、達成した充実感、自然の脅威にさらされながらも最後まで生き抜く力、そんな多くの経験からそれぞれ何を学んだのか。
  我々は恵まれた環境の中で生活し、何の疑いもなく物を消費していく。そんな生活に慣れていくうちに我々は逆に何を失ってしまったのか。昔は誰もが持っていた感情を、このキャンプは新たなる発見として我々に教えてくれるのかも知れません。
  『友情・創意・感謝』これを野営目標とし10泊11日のキャンプを完遂します。
プログラム
テーマ 午前の課業 午後の課業 夜の課業
4(土) 希 望 出発 到着 オリエンテーション
5(日) 開 拓 荷上げ・開営式 設営 夜間訓練
6(月) 創 意 公共作業 設営 班営火
7(火) 快 適 改善作業 ウッドクラフト1 通信
8(水) 探 究 地域探索
9(木) 荒 行 ウッドクラフト2 ウッドクラフト3
10(金) 主 張 ウッドクラフト3 ウッドクラフト4 合同夜間訓練
11(土) 友 情 一泊ハイキング
12(日) 一泊ハイキング 班営火
13(月) 愛 情 野営祭・池原 大営火
14(火) 感 謝 撤営 閉営式 感謝
15(水)
到着


1 3 団 ボ ー イ 隊

テーマ:「己に磨きをかけろ」

  今年も、夏季長期野営がやってきました。
  野営では確かに不便な生活が待っています。君たちがいくら「欲しい」と思っても全く思い通りに物が与えられるとは限りません。しかし、そのような状況こそが君たちに「磨き」をかけることになるのではないでしょうか。どんなに辛くても、どんなに苦しくても、その困難を乗り越えた原石だけがきっと宝石になれるのだと信じて、頑張ってくれることを期待しています。
プログラム
テーマ 午前の課業 午後の課業 夜の課業
4(土) 序 章 出発 到着 オリエンテーション
5(日) 始 動 荷上げ・開営式 設営 夜間訓練
6(月) 発 展 公共作業 設営 班営火
7(火) 展 開 改善作業 NEWS 夜間訓練
8(水) 躍 動 合同プログラム
9(木) 回 帰 ジョン=ブラン サバイバル
10(金) 衝 動 サバイバル 合同夜間訓練
11(土) 展 望 1泊ハイク
12(日) 猛 進 1泊ハイク 班営火
13(月) 凱 歌 野営祭 大営火
14(火) 華 麗 撤営 閉営式 出発
15(水) 昇 華 帰着 報告

2 3 団 ボ ー イ 隊
  春の野営では2つの目標を持ちました。生きるという事と、自分の役割を知るという事でした。生きるという事は、ご飯を食べる事、しっかりテントを張って寝る事などなど、森の野営でとにかく生き抜くという事でした。自分の役割を知るという事は、班の中であるいは隊の中で、自分がなにをしなければいけないのか知って行動する。与えられた役割や指示をこなすという事でした。春の野営の最終日、君達は2つの目標について、できたのではないかとの自己評価をしましたね。
  夏の野営では、2つの目標をさらに発展させようではありませんか。より良く快適に生活するという事と、自分の役割を積極的に見出していくという事です。
  自分の役割については、積極的に自分から見い出していきましょう。僕にはこんな事ができないだろうか。こんな事したほうがいいのではないか。良い班、良いサイト、良い野営のために自分の持っている力をどんどんアピールして実践して下さい。
  夏の野営の2つの目標を達成できるならば、君はひと回り大きな男になることができるでしょう。
プログラム
テーマ 午前の課業 午後の課業 夜の課業
4(土) 礼 儀 出発 到着 オリエンテーション
5(日) 協 力 荷上げ・開営式 設営 夜間訓練
6(月) 創 意 公共作業 設営 班営火
7(火) 改善作業 設営 設営 通信
8(水) 観 察 合同プログラム
9(木) 正 確 結索 計測 夜間訓練
10(金) 誠 実 林間技術 救急 合同夜間訓練
11(土) 推 理 ハイキング
12(日) 勇 敢 ハイキング 班営火
13(月) 快 活 野営祭 大営火
14(火) 感 謝 撤営 閉営式 出発
15(水) 飛 翔 到着


ベンチャー隊

割愛


カ ブ 隊

割愛


ビ ー バ ー 隊

割愛


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